2016年04月23日

JP-60 組み立て

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あっと今に4月も後半になってしまいました。
自作もぼちぼちではありながらも、気になっていたことを色々やったりしてはいたのですが、BLOGへの掲載は長いことサボってしまいました。
と、言う訳ではないのですが、先週 JARL QRPの60周年記念キットの組み立てをやりましたのでその結果を掲載することにしました。
このキットは、DC方式受信機で、送信はDSB方式、周波数は21MHz、送信出力は1Wというものです。
既にキットの配布は行われており、組み立てた局もあるのではないかと思います。
当局は、完成基板の組み立て係りを仰せつかったのでお預かりしたキットの組み立てを実施しました。
既に、同じようにJK1LSEさんも組み立てスタートされています。

http://honda.way-nifty.com/pocky/2016/04/jp-60-1f6f.html

当局も一応完成できたので紹介させていただきます。

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基板、部品一式が入ったキットの全容です。
ケース頒布用のケースはこれから製作に入るようです。

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このキットはAFアンプと3端子レギュレータ以外は基本的にICを使用しない設計になっており、部品点数はそれなりに多いキットとなっています。
その意味で、組み立てに失敗しないためには部品の挿入ミスを防ぐことが一番のポイントかと思います。
このキットは組み立て手順的なものは無いのですが、CR類を中心にパーツリストがいくつかの番号で仕切られており、その番号に対応して部品が整理されて袋に入れられています。これは非常に組み立てミスをなくす工夫としてご苦労されたあとが伺えました。

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まず、抵抗類を挿入半田付けしてゆきます。自分が設計した基板では無いので、最初のうちは部品番号に相当する部品位置を基板上で探すのにちょっとだけ苦労しました。部品が埋まってくるとだんだん探すのが楽になってきます。

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コンデンサまでの組み立てが終わりました。ここまで2時間程度です。

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VXO基板を含めて、全ての基板上の部品の組み立てが終わりました。
ここまで5時間くらいでしたでしょうか。

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この後の基板の動作確認をどのようにするか悩みました。
と言うのは、組み立ては完成基板ということでキットのケーシングを含めた組み立てでは無いからです。
それに、まだ正規のケースは入手できる状況にありません。
とはいえ、動作を確認するためにはVRやスイッチ類と接続する必要があります。これらの部品は全て基板上には無く、ケース側に取り付けてリード線で配線するようになっています。
ファイナルのアイドリングや、AGC電圧、Sメーターのゼロ点調整、コイルの調整等をやるためには全ての部品を配線してTRXとして完成させないわけにはいけません。
そこで、手持ちのお菓子の空き缶で丁度良いのがあったので、これにそれぞれの部品の穴あけをして一旦完成品として組み立てることとしました。

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全て部品をお菓子の空き缶にケーシングして完成ささせた様子です。
リード線の長さは、正規のケースの配置を知らないので全て長めにしました。この基板を受け取られた局長さんが足らなくなっても困るので、手持ちのリード線で組み立ててみました。
長めなので、これで動作すれば正規配置で問題なることは無いだろうと想定しています。

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VXOの出力信号です。約1.2Vp-pの振幅が得られています。

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VXOの可変周波数範囲です。キットのマニュアルでは、VXO用のコイルに使用してあるトロイダルコイルの巻き数でいくつかの可変範囲を選べるようになっています。今回は、真中を選びました。
最低周波数は、21.186MHzとなっています。

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最高周波数は、21.234MHzとなっています。可変範囲は48KHzです。

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RITも付いており、ほぼセンターを21.220071MHzとした時です。

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RITのマイナス側が、21.9747MHz。

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RITのプラス側が、21.220360MHzとなっており、ほぼ±300Hzです。ちょっと狭い設計でしょうか?!

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送信出力波形です。50Ωのダミー抵抗を接続しています。
振幅値で22.8Vp-pですので約1.3W出ていることになります。

受信感度ですが、DC方式で心配しましたが、香港やイタリアなどのDXも良く聞こえていました。
免許はありませんの実QSOはできませんが、チャンスがあればDXQSOも可能なリグではないかと思います。

役割は完成基板の作成でしたが、何とか目的は達成できたかと思っています。
空き缶の穴あけを含め、総工数10時間程度の組み立て時間だったと思います。楽しまさせていただきました。
どのような形でお渡しするのかまだわかっていないのですが、せっかく動作しているのでキット事務局のほうにはこのままお送りしようかと考えています。

posted by ja6irk at 16:19| Comment(6) | TrackBack(0) | QRP-HomeBrew
この記事へのコメント
岩永さん、こんばんは。
JP60の製作ご苦労様でした。一発で完成したようで素晴らしい! 他のお方も旨く行っていると良いですね。

基板完成状態までとは言っても、そのためには全部品を付けないとテストできませんから製作担当のお方は皆さん、同じように仮シャーシに収納されるのではないでしょうか。ww

肩の荷が下りたと思いますので、次の製作ですね。 
Posted by JA9TTT/1 加藤 at 2016年04月23日 17:36
TTT 加藤さん、おはようございます。
ありがとうございます。
とりあえず一発で完成できてよかったです。
設計が良かったのだと思います。

周辺のVRやSWなどを取り付けた基板チェック用の冶具を1台用意して持ち回りで動作チェック、調整ができるようにしたら、効率的だと思いました。
設計段階で作られたケース入りの試作品もあったはずですし。
完成基板のご要望は6,7台で多くはなかったと思いますが。
いずれにせよ、もう終わったので当局には無用ですが(笑)

とりあえず、目的は達成したのでGWには別件で楽しめそうです。
Posted by jn3xby@岩永 at 2016年04月24日 10:03
綺麗に纏まってますね。私は部分的に組み立てていたので、余計に時間がかかったみたいです。

組み上げると、それで動くようになったのでよく出来たキットだと思いました。性能や細かい点は、組み立てる人によっても求めるところが違うので難しいところです。

私のブログでも送信部(途中経過)とAFアンプ周りについて更新しました。もう少し見て、オシマイにしようかと思っています。
Posted by JK1LSE/本田 at 2016年04月25日 23:22
岩永さん、こんにちは。
梅雨入りでだいぶ暑くなってきましたがおかわりありませんか?
JARLで無線機キットの配布があったのを今ここで初めて知りました。
綺麗なデザインのパネルでびっくりしています。

さて当局は今まで各種無線雑誌やトラ技等をメインに趣味でラジオ周辺技術を実験・製作してきましたが、記事回路動作内容が作っても再現しない問題に長い間苦労してきました。

そうした苦労の中、自力で回路動作を解析し、各種通信機回路の動作原理がほぼ解明できました。が、
今のところ内容を読んで理解してくれる方が誰もいないようですw

そうしたわけで、お時間の許すときにでも、岩永さんにご覧願えばと思いよろしくお願いします。
http://ji1nzl-official.blogspot.jp/2016/05/blog-post.html
Posted by N.Aoki at 2016年06月12日 13:00
ji1nzl 青木さん、こんにちは。
ご訪問ありがとうご訪問ありがとうございます。
このところばたばたしていて、返事が遅くなりました申し訳ありません。BLOGの更新も滞ってしまっています。
青木さんのサイトを訪問させていただきました。
理論にのっとった解析や改良されていて素晴らしいです。
当局の場合は、思いついたらまず作ってみてのやり方ですからなかなかうまくゆきません(笑)
全部は見切れていないので少しずつ見させていただいて勉強したいと思ってます。
今後とも宜しくお願いいたします。
Posted by jn3xby at 2016年06月18日 12:11
岩永さん、こんにちは。
RESありがとうございます。
やはり、岩永さんもお忙しいようですね。
自分の専門はハードウェアではないことになって
いるのでバ◯にされて黙っていることが多いですw

子供のころより子供の科学、初歩のラジオ、ラジオの製作、CQ Ham Radio誌、トランジスタ技術等を読んで、記事にある製作も相当してきたのですが、とんでもない異常動作やうんともすんとも動かない、どうも変調の調子悪い、と再現性が無い問題の発生にはちゃんと理由があり、それらの多くは論理的な設計ミスであるないしょの秘密情報が隠されていた・・・。
あれこんなに昔の回路も設計ミスだったんだ・・・orz
なんて具合で、毎日のようにカルチャーショックを受けています。
まだ知られていないことなので一般の人に受け入れられるにはしばらく時間がかかると思います。
そういうわけで岩永さんにお願いにきたという次第です。

というわけで、今後ともよろしくお願い致します。

PS.
岩永さんはSDR実験されてますので頼りにしています。ネット検索等では日本でやってる人が非常に少ない感じを強く受けています。
Posted by N.Aoki at 2016年06月19日 16:05
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