
今日は、晴れてはいるのですが風が強くて寒いです。
JT65は毎週運用しようとは思っているのですが、コンディションもすぐれず5Wとホイップではなかなか拾ってもらえません。
さて、年末に導入した廉価版中華製CNCフライスですが、少しずつ勉強しながら進めています。
大きな問題として2つあって一つずつ解決に向かって進めています。
問題の一つが、エンドミルの芯ブレです。1mmのミルだと2mmくらいに広がるほど芯ブレしていました。
入荷し、組み立てたとき見ただけで芯ブレしそうだと思ったのですが、その通りでした。
これでもブレ分を考慮してカットすれば何とか使えるのですが、基板の製作には無理があります。
原因は、ミルを取り付けるチャックにあることは見ただけで分かっていました。
モーター側に軸も、ミル側の軸も芋ねじで締めるタイプでしたの締め方で変わってしまうのです。
ちゃんとした(?)フライスのスピンドルモーターには、コレットチャックといういかにも芯が出そうなものが使用されています。
モノタロウやアマゾン、ALIEXPRESSなど色々探していたのですが、見つかるものは殆どがモーター軸6.3mmのもので、当局が購入したものについているモーター軸は5mmで合うものが見つかりませんでした。
スピンドルごと購入して交換することも考えましたが、今度はモーターを取り付ける部分の径が違っています。
廉価版というのはこういうところでケチっているのだと感じた次第です。
とは言え、と悩みながら色々検索を続け、ついに見つけました。
モーター軸5mmのコレットチャックです。

3mmから6mmまでつかめるコレット6種と合わせて2000円ほどでした。

勿論中華製です。日本製だともしあったとしても10倍以上の値段だと思います。
早速注文して、今回は10日もかからず送ってきました。
下の写真は、購入したコレットチャックとコレット、そして、フライスに取り付けた様子です。
実力のほどは、完璧です。1.5mmのミルで殆ど1.5mmの溝が彫れました。

もう一つの、問題はCADを使えないことです。
CADが使えないと作りたいものが作れません。
一般的には、JWCADがフリーでかつ相当利用されているようで気にはしていたのですが、当局的には使い勝手が合わず使っていませんでした。
そうした中でCQ誌で紹介されたARCADを触ってみた時、こちらの方が使いやすそうだなという印象を持っていました。
と、いうことでARCADを使ってみました。
目的は、KX3の液晶ベゼルの作成です。
最近殆ど使っていないRigなのですが、以前、物を落として割れ目が入っていて何とか作りたいと思っていたからです。


プラスティックの平板ですし、形状も比較的シンプルなので入門編としては適当な課題と判断しました。
割れ目の入った現物の寸法を測り、試行錯誤しながらなんとか作図は完了しました。
フライスを動かす、Gコードに変換するソフトはNCVCというものを使用しました。
このGコードを使用して試し切りをやってみましたが、外形は作図どおりになったものの穴を空けてくれません。色々やってみましたがだめです。
穴だけの図面を書いてやってみてもダメで、やはりNCVC推奨のJWCADでないとだめかと、JWCADをインストールしてやり始めましたが、やはり感覚的には全く使えず、悩んだ挙句、ARCADで書いた図面のDXFファイルをJWCADで読んで、JWCADのJWWファイルで保存して、これをNCVCでGコード変換したら、なんとうまくいきました。
角の面取りはなくなっていましたが、穴はきれいに開けてくれました。


と、言うことで前置きが長くなりましたが、目的のKX3の交換パネルが完成し、付け替えました。
まだ試験レベルですので、材料は手持ちのプラバンを使用しています。若干BLUEの透明板ですが、結構いい感じに仕上がったと自己満足しています。
とりあえずの実用品第一号の完成報告です。
着実に進化してますね。素晴らしいです。私のやりたいことも、正にパネルの切り出しとかケース作りなので、羨ましいですね。
JWCADは使っていますが、パソコンを使い慣れた方には違和感がありますね。
パソコンを知らない方向けに作られていますが、軽くて秀逸なので使っています。慣れの問題ですが、暫く使わないとすぐに忘れてしまいます。
こちらの方はスペアナの修理をしたり、何もまとまったものができない状況です。気持ち的には焦りもあるのですが、まあ寄り道を続けようと思ってます。
早々にコメントありがとうございます。
CADも使えないのに、CADの必要なチャレンジャブルなお遊びとなっています。
JWCADはおいおいやってみたいと思います。(一応だいぶ前に本は買ったのですが、本棚の飾りです)
それに比較し、ARCADは画面を眺めていたらなんとなく図面が書けますので、当局的にはよいのですがGコード変換がうまくいかないとなると悩ましいです。
スペアナがまた故障したんですね!またケミコンがらみのようで、当局も同じスペアナですのでいずれ同じ症状が出るのではないかとひやひやしています。
当局にとっては貴重な修理マニュアルとなりますので、消されないようにお願いします。
やりたいことは色々あるのですが、焦らずボチボチです。
最近年取ったせいか、行動が遅くなっています(笑)
実用1号の完成おめでとうございます。
やはり切削精度を確保するには色々ご苦労があるんですね。 そのうち図面と材料を送りますので宜しくお願いします。hi
コメントありがとうございます。
当局レベルで何とか削れるようになりました。
ここまでだったら、比較的楽に来れると思います。
図面と材料ですか!
プラスチック平板の穴あけ加工レベルであれば、何とかなると思います。
いつもお世話になっておりますので、お受けいたします(笑)
既製品のケースへの穴あけ加工は、絶対位置合わせで若干苦労しました。
中華製の半導体テスターをケースに入れましたので、その2で記載したいと準備しています。