クリスマスイブを迎え、今年も残り少なくなりました。
今年後半は、FUSIONやELECROWを使って、PCBEで書いた基板の製作をやっていました。
と、言っても10月の末ころに纏めて発注してみただけですが。
そのうちの一つが、アナデバのDDS AD9834を実装する基板です。
中華製のAD9850を使った基板が安く手に入った頃は、結構話題になっていましたが、最近では1000円以上していて話題も少なくなりました。
この基板はそれなりに使いやすく、当局もアンテナナライザーやAirBandRXなどいくつか実用品を作ったのですが、問題は消費電流が多いことでした。
それと比較して、AD9834は消費電流も少なく、2000年の前半の当局の自作Rigはほとんどこれを使っていました。
中華製のAD9850基板が安く売りだされて話題になってから、当局も使うことがなくなっていたのですが、こと日に入ってAD9834を安く入手できたので、基板を作ってみることにしました。
しかも、いつもお世話になっているTTT 加藤OM殿の実験で115MHzくらいまでオーバークロックできるということで、100MHzのOSCを入手してこれを搭載し、30MHzくらいまで使えるようにしてみました。
Pin配列は、中華製AD9850基板と同じにし、入れ替えを簡単にできるようにしました。
しかし、残念なのはAD9850とAD9834は制御仕様が違うので制御プログラムは変える必要があります。
基板は、10cm×10cm 10枚で500円ちょっとです。(送料入れれば2500円ほどかかりますが)
1枚で12枚取れる設計となったので、120枚分のAD9834基板が作れることになります。
こんなにあってもしょうがないので、先日のQRP忘年会で3枚100円で頒布させていただきました。
(売り上げはクラブへの寄付です)
今日は、その基板に実際に実装した様子の紹介です。
AD9850基板(右側)との比較です。
10MHzの出力信号です。
これで何を作るかは、これから考えます。(いつになるやら)
こういう基板は作って実装しておくと、いざという時に使えて便利かもしれませんね!
コイル巻きが面倒で、2枚しか使ってません。
片側出力でコイルもマイクロインダクタを使えば楽になりますが!
本田さんも何か是非チャレンジ下さい。
9833で作ったFRMSがあるのですが、これに入れ替えようと思ってます。
私もマジックから卒業しようとやっと決心し、Ki-CADをさわり始めました。
まずはlog AmpのAD8307とバッファーにオペアンプを並べたものをモジュール化することを最初の練習課題として手を付けました。Yさんに教わってから8307はいっぱい買ってありますから。
3Dの画像を回すことも含め、中国の旧正月前を目指して…
AD9834基板は気が向いた時にでもご使用ください。
AD9833をお使いなのはマニアックですね!
低消費電力で、ピン数も少なく小型のチップですが、最高周波数が低かったですね!
当局も使ったことがあります。
AD8307は当局も使う当てもなく20個ほど入手しています。
基板CADは、これまでどれも使われてなかったのでしたらKICADはよいのではないかと思います。
当局もチャレンジしてみたのですが、長年PCBeを使ってきたのでなかなかなじめませんでした(T_T;
来年もよろしくお願いいたします。