2007年07月22日

LA1600を使ったCW TRX 「神護」

DSC01603.jpg

 最近、貴田電子というところから販売されているLA1600を使用したキットが人気のようで、更にTXのキットも販売開始されています。
LA1600はもう何年も前に購入してそのままになっており、更に、OMさんより分けていただいた455KHzの世羅多フィルタ用のセラフィルもあります。
それでは、いざ製作とばかりに、先週より組立を開始しました。
基本的には、いただいたものを含め、購入して使われずに溜まっている手持ちの部品を活用することに目的を置きました。
お陰で、新たに購入した部品は、3.3Vのロードロップの低電圧3端子Regのみですみました。

目標の仕様は、以下の通りです。
RX部:
・ LA1600を使用したシングルスーパー
・ IFフィルタには、5素子世羅多フィルタを使用
・ 386を使用してスピーカーも鳴らせる

TX部:
・ 2N7000 3パラ 6Vで1W出力(目標)

VFO部:
・ DDS(AD9834)によるVFO
・ 周波数可変は、VRによる

マイコン部:
・ アトメル社 ATTiny26Lを使用
・ 周波数はVRにより、電圧を可変してマイコンのA/Dによる可変
・ エレキー内蔵
・フルブレークイン
・ エレキースピードはVRによる設定
・ RITもVRにて独立設定
・ 周波数表示は、VRの目盛りに加え、6点LEDによる表示も搭載
・ 電池の減電圧も検出

電源部:
・ 基本は、乾電池4本による6V駆動
・ 外部電源による駆動も可能とする端子も搭載

ケース:
・ いつものようにプリント基板を使用して自作
・ 塗装はストーン調スプレー
・ フロントパネルは、インクジェット印刷による

寸法:
・ 前作「鞍馬」より小さくしたい
  W78.5mm×H38.0mm×D103.0mm(結果、小さくなりました)

とりあえず、形が出来上がり、送受信可能なところまで仕上がりました。
マイコンは、まだ全ての機能が搭載されていません(LED周波数表示、減電圧表示)
残念ながら、現時点で目標の6V 1Wが実現できていません。
0.75Wです。
これから、少しずつ完成度を上げてゆきたいと思っています。
とりあえずは、なかなかよさそうなTRXが出来上がりました。
今回は、名前を京都のお寺シリーズで神護寺から取って、「神護」と名づけました。

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プリント基板は、いつもの Press-n-Peel を使用しました。

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丁度いい大きさの両面ガラエポがあったのでそのまま使用しました。部品面は単なるベタアースです。

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基板パターン面です。

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実装途中の基板です。受信部の調整中の様子です。

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ケースもプリント基板を使って自作です。まず、鉛筆で寸法を入れます。

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外側ケースです。

DSC01594.jpg
内側ケースです。

DSC01592.jpg
出来上がったケースの前面です。

DSC01593.jpg
ケース後面です。

DSC01600.jpg
基板を実装した様子です。

DSC01602.jpg
実装した基板の裏面です。回路変更定数追加など若干の改造があります。

DSC01603.jpg
とりあえず、動作状態まで完成しました。

posted by ja6irk at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | QRP-HomeBrew
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