2007年08月15日

USB AVR AVR用 USBライターの製作

DSC00063.jpg

AVRのプログラムは基本的にBASIC言語であるBASCOM=AVRを使って作ってきましたが、プログラムの書き込みにはこのBASOCM−AVRから直接制御できる、抵抗だけを使った「Sample Programmer」や「SK200」のパラレルポートを使用するものを使ってきました。
しかし、最近のPCはUSBポートしかないものや、これまでのライターでうまく行かないことが頻繁に起きるようになり悩んでいましたが、この夏休みを使って、AVRマイコンだけを使用してUSBライターが作れるというFischlさんの「USBasp - USB programmer for Atmel AVR controllers」作ってみることにしました。
このライターは大学の研究室や色々な方が、使いこなしの検討を行っておられ情報もたくさんあります。

大元は、下記のWebサイトです。

http://www.fischl.de/usbasp/

これをコントロールするライタープログラムはDOS窓のコマンドライン入力からスタートしているようですが、最近では、WindowsのGUIとしてコントロールできるものも作られており、色々見た中でとりあえず下記のサイトのものを使うことにし、まず、ハードウェアを製作しました。

http://yuki-lab.jp/hw/avrdude-GUI/


AVRのマイコン開発で日常使用するものですから、小型で使い易いものでなければならないと、ケースサイズをお菓子の「FRISK」に入る大きさとしました。
また、動かなくなった時にまた1から作るのは面倒なので、基板を作ることにしました。
あとは、手持ちの部品や、USBケーブルには\100ショップのものを使用するなど、できるだけ安く仕上げることを目標にしました。

後は、いつものような自作工程です。

DSC00018.jpg
基板図の生基板への焼付けです。アイロンを使用します。

DSC00021.jpg
焼付け完了です。

DSC00032.jpg
レーザープリンタの印刷ムラで発生するスをマジックで修正します。

DSC00034.jpg
エッチングを始める道具達です。

DSC00037.jpg
沸騰した湯にエッチング液を混ぜてエッチングします。
濃い紅茶色位です。(湯とエッチング液が半々)

DSC00039.jpg
エッチングが終わると、真っ黒になります。3,5分で終了です。ちんちんのお湯を混ぜるのがミソです。

DSC00043.jpg
焼きつけたパターンマスクを磨いて除去します。これで基板は完成です。

DSC00045.jpg
FRISKのケースに収まるように出来上がりました。

DSC00052.jpg
殆どの部品が実装できました。

DSC00057.jpg
ケーブルも接続し、ケースにも入りました。

DSC00061.jpg
でもどうしても水晶の厚み分がケースに入らず、蓋に穴を開けました。

DSC00062.jpg
蓋に、ラベルを貼って完成です。
今日はここまでです。


posted by ja6irk at 23:36| Comment(5) | TrackBack(1) | AVR&BASIC
この記事へのコメント
 こんばんは。これだけまとめて基板をお作りになったということは…?(^^;
Posted by JI3KDH at 2007年08月18日 19:45
JI3KDHさん、こんばんは。
基板自体が小さいので、パターンシートを無駄にしてももったいないので、まとめて作りました。全部で10枚です。
(本当は12枚の予定だったのですが)
一部は既に何人かの方からご要望があり、お送りしました。
活用いただけるのであれば、お送りしますよ!
まだ、少し残ってます。
ノンサポートですが、こちらで大体はわかると思います。

http://qrp-homebrewers.net/usbasp.aspx
Posted by JN3XBY at 2007年08月18日 21:17
 早速ありがとうございます! PICは自分でソフト作成できませんけどBASICならってことで以前から興味はあったんですが、他の部品のこと(一番はこれ用のAVRですね)もあってなかなか…でも一つお願いさせていただこうかな?
Posted by JI3KDH at 2007年08月23日 20:18
JI3KDHさん、こんばんは。
了解しました。
取っ掛かりに、お金がかかると躊躇してしまいますが、AVR用のBASICコンパイラはデモ用がフリーで入手できますので、敷居は低いと思います。
エレキーや、周波数カウンタ、当局の場合は、CW TRXも全部BASICで作ってます。
結構、BASICでも実用プログラムが作れますので、気楽に始められたらよろしいかと思います。

今回のライターの基板は、QTHを教えていただければ郵送いたします。

jn3xbyアットtoshnet.com

へ、メールください。(アット→@)
Posted by JN3XBY at 2007年08月23日 22:18
 再びありがとうございます。それではお言葉に甘えさせていただき、早速私信させていただきます。
Posted by JI3KDH at 2007年08月26日 08:17
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/5044131

この記事へのトラックバック

USBasp
Excerpt: JN3XBY岩永さんに分けていただいたAVRライタ、失敗編です。
Weblog: 何にもないぶろぐ
Tracked: 2009-01-04 18:55