
AVRのプログラムは基本的にBASIC言語であるBASCOM=AVRを使って作ってきましたが、プログラムの書き込みにはこのBASOCM−AVRから直接制御できる、抵抗だけを使った「Sample Programmer」や「SK200」のパラレルポートを使用するものを使ってきました。
しかし、最近のPCはUSBポートしかないものや、これまでのライターでうまく行かないことが頻繁に起きるようになり悩んでいましたが、この夏休みを使って、AVRマイコンだけを使用してUSBライターが作れるというFischlさんの「USBasp - USB programmer for Atmel AVR controllers」作ってみることにしました。
このライターは大学の研究室や色々な方が、使いこなしの検討を行っておられ情報もたくさんあります。
大元は、下記のWebサイトです。
http://www.fischl.de/usbasp/
これをコントロールするライタープログラムはDOS窓のコマンドライン入力からスタートしているようですが、最近では、WindowsのGUIとしてコントロールできるものも作られており、色々見た中でとりあえず下記のサイトのものを使うことにし、まず、ハードウェアを製作しました。
http://yuki-lab.jp/hw/avrdude-GUI/
AVRのマイコン開発で日常使用するものですから、小型で使い易いものでなければならないと、ケースサイズをお菓子の「FRISK」に入る大きさとしました。
また、動かなくなった時にまた1から作るのは面倒なので、基板を作ることにしました。
あとは、手持ちの部品や、USBケーブルには\100ショップのものを使用するなど、できるだけ安く仕上げることを目標にしました。
後は、いつものような自作工程です。

基板図の生基板への焼付けです。アイロンを使用します。

焼付け完了です。

レーザープリンタの印刷ムラで発生するスをマジックで修正します。

エッチングを始める道具達です。

沸騰した湯にエッチング液を混ぜてエッチングします。
濃い紅茶色位です。(湯とエッチング液が半々)

エッチングが終わると、真っ黒になります。3,5分で終了です。ちんちんのお湯を混ぜるのがミソです。

焼きつけたパターンマスクを磨いて除去します。これで基板は完成です。

FRISKのケースに収まるように出来上がりました。

殆どの部品が実装できました。

ケーブルも接続し、ケースにも入りました。

でもどうしても水晶の厚み分がケースに入らず、蓋に穴を開けました。

蓋に、ラベルを貼って完成です。
今日はここまでです。
基板自体が小さいので、パターンシートを無駄にしてももったいないので、まとめて作りました。全部で10枚です。
(本当は12枚の予定だったのですが)
一部は既に何人かの方からご要望があり、お送りしました。
活用いただけるのであれば、お送りしますよ!
まだ、少し残ってます。
ノンサポートですが、こちらで大体はわかると思います。
http://qrp-homebrewers.net/usbasp.aspx
了解しました。
取っ掛かりに、お金がかかると躊躇してしまいますが、AVR用のBASICコンパイラはデモ用がフリーで入手できますので、敷居は低いと思います。
エレキーや、周波数カウンタ、当局の場合は、CW TRXも全部BASICで作ってます。
結構、BASICでも実用プログラムが作れますので、気楽に始められたらよろしいかと思います。
今回のライターの基板は、QTHを教えていただければ郵送いたします。
jn3xbyアットtoshnet.com
へ、メールください。(アット→@)