2012年02月26日

ATTiny10 エレキーその後

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先日、ブレッドボードレベルで動作が確認できた6PinマイコンATTiny10を使用したエレキーですが、実際に基板にしたらどの位の大きさで作れるのか、基板化してみました。
miniジャック用のコネクタや、電池を搭載するように設計しませんでしたので、かなり小さくなりました。実際に組み立ててみるともう少し小さくできそうです。

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基板の部品面がすかすかなので、miniジャック用のコネクタを無理やり載せてみました。
もともとそれようの穴が開いていませんので、実際には固定方法に工夫が必要です。
エレキーの搭載されていないCWTRXの片隅に搭載するには丁度いいかもしれません。

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しかし、このエレキーには課題があります。
それはスピード調整用のVRが、直接電池グランド間に入っていますので、使用していないときも電流が流れています。できるだけ大きな値にしていますので、このままでも半年以上は持つとは思いますが、気持ちよくありません。(組み込みやスイッチつきにすれば問題はありませんが)

そこで、ポートを余らせるために、キー入力をAD変換によって行い、多数キー入力ができるか実験してみました。
結果はOKです。プログラムメモリーもまだだいぶ余っているので、メッセージメモリー機能も搭載し、送信できるように回路構成してみました。
ついでに、今度はスピード調整用VRにノブが付けられるタイプとminiジャックコネクタを搭載した基板を作ってみました。切手サイズからあまり遠のきたくなかったので、電池は搭載しませんでした。

DSC03012.jpg

回路は、こんな構成になっています。
この回路構成の、結果的メリットは、長点短点いずれからもスリープモードから復帰できることです。したがって、キーを押していない時は、すぐにスリープモードに入るプログラムとして、消費電流を抑えています。

ATTiny10_ADELEKEY120225.BMP

とりあえずのプログラムは完成し、動作はしていますが、長短点メモリーのフィーリング等が今までとはズレがあり、メモリーするタイミングなどの調整が必要かと思っています。
メッセージメモリーはまだ搭載していません。このマイコンにはEEPROMが搭載されていないので、メッセージそのものをキー入力で入れるのはできません。最初から、プログラムする必要があります。自分でプログラムの書き込みをする場合は問題ありませんが、一般的には実用的とはいい難い仕様です。
と、言うことで、こちらについてはプログラムの掲載はしません。

DSC03014.jpg
FRISKキーヤーとの大きさ比較です

posted by ja6irk at 11:57| Comment(2) | TrackBack(0) | AVR&BASIC
この記事へのコメント
岩永さん、こんばんは。 ついに6pin miniチップのエレキーが完成しましたね。ピン数が少ないので部品も僅かなのがわかります。CR類の小ささに比べジャックやスイッチの大きいこと!!(笑) EE-PROMが無いのは残念ですが、メッセージ機能ナシでも支障はありませんね。小さいので組込みにはFBです。 次はいよいよインドア・プレーンのコントローラでしょうか?(笑)
Posted by JA9TTT/1 加藤 at 2012年02月26日 22:42
TTT/加藤さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
TRXとのSW I/FにはFETを使って消費電流を下げたかったのですが、手持ちがなくて(Chipで)1815コンパチのTRを使ってます。つまらない所ですが。
ADでのキー入力は、結構苦戦していて、フィーリングがあいません。
AD変換の時間が影響しているのだと思います。
所詮6pinですから、単機能に絞って、自作CW TRXのエレキーとして組み込むのが一番良いかと思っています。
使ってくれる人がいればですが!
Posted by jn3xby@岩永 at 2012年02月26日 22:52
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