最近、海外のサイトで、KD1JV Stevenさんが設計されたATS-3 マルチバンドCWTRXを使ってPSK31の運用を実現する記事を見つけ、非常に気になっていました。
それは、当局の自作するTRXのTX部分は、氏の設計がベースになっており、DDSも同じアナデバのAD9834、マイコンはAVRを使用しており、同じようにできるのではないかと思ったからです。
元々、ここ数年の自作の目的はPSK31の耳のいいTRXを作ることにありました。だいぶ遠回りしていますが.....。
しかし、具体的にどうしてるのか?、PSK31のS/Wとどうインターフェースしているかなど、具体的な記事は見つかりません。
ATS-3の回路図は、入手していましたので、これから察するに、H/Wは何も手を加えず、S/Wだけでやっているように思えました。
それならばと思い立ち、最近作った7MHz CW TRX「神護」をベースにPSK31対応のマイコンを検討してみました。
PSK31は、BPSKとQPSKがありますが、S/Wが簡単だろうとBPSKに絞って見ました。BPSKは、信号の位相が180°反転するだけです。つまり、DDSの位相レジスタを制御すれば何とかなると考えました。
PSK31に関する文献はそれほど多くなく、やっと見つけた日本語の文献から、32mS毎に"0"で位相反転、"1"で位相反転無しだということがわかりました。
次は、Varicodeというやつです。これは、海外のサイトで定義されたVaricode表が簡単に見つかりました。
後は力づくです。「神護」のマイコンはATTiny26で2KBしかありません。クロックも内蔵OSCを使用します。従って、仮に信号ができたとしても、受信側でちゃんと復調できるか?、クロックが悪いのか、S/Wが悪いのか判断が付くのか心配でした。
昨日の夜から、今日一日、あ〜でもない、こ〜でもないと試行錯誤を繰り返し、やっとの思いで復調できる信号が完成しました。
BASICで、内蔵OSCで、自分のコールサインが復調されるのをみて、久々に感激しました。AVRとDDSとBASICでのPSK31用送信エンジンの完成です。「神護」のH/Wは一切いじっていません。つまりバラモジもない単なるCWTXです。
あとは、PSK31用のPC S/Wとのインターフェースを考えれば、非常にシンプルなTXが出来上がりそうです。
StevenさんのATS-3も基本はCW TRXですので、同様のもののエンジンができたことになります。
最終的に、TRXに仕上げるにはまだ時間が掛かると思いますが、久しぶりに有益な検討ができました。
写真は、「神護」から送信されたPSK31の信号をIC706で受信し、PSK31用のS/Wである"PocketDigi”を使用して復調の様子を写したものです。


おめでとうございます。
自作ならではのワクワク感ですね(^-^
ご出張、お疲れ様でした。
早速ご教授いただいたヒントのみを頼りに、実験してみました。
今回は、マイコン側で32mSを作ったのですが、よく考えてみれば、PC側のPSK31ソフトが作っているので、その信号の垂れ流しでいいことに、朝通勤しているとき気づきました。
QPSKも出来そうな気がしてきました(笑)