2007年10月14日

DDS直接駆動PSK31

PSK31TEST.JPG

 最近、海外のサイトで、KD1JV Stevenさんが設計されたATS-3 マルチバンドCWTRXを使ってPSK31の運用を実現する記事を見つけ、非常に気になっていました。
 それは、当局の自作するTRXのTX部分は、氏の設計がベースになっており、DDSも同じアナデバのAD9834、マイコンはAVRを使用しており、同じようにできるのではないかと思ったからです。
元々、ここ数年の自作の目的はPSK31の耳のいいTRXを作ることにありました。だいぶ遠回りしていますが.....。
 しかし、具体的にどうしてるのか?、PSK31のS/Wとどうインターフェースしているかなど、具体的な記事は見つかりません。
ATS-3の回路図は、入手していましたので、これから察するに、H/Wは何も手を加えず、S/Wだけでやっているように思えました。
 それならばと思い立ち、最近作った7MHz CW TRX「神護」をベースにPSK31対応のマイコンを検討してみました。

 PSK31は、BPSKとQPSKがありますが、S/Wが簡単だろうとBPSKに絞って見ました。BPSKは、信号の位相が180°反転するだけです。つまり、DDSの位相レジスタを制御すれば何とかなると考えました。
 PSK31に関する文献はそれほど多くなく、やっと見つけた日本語の文献から、32mS毎に"0"で位相反転、"1"で位相反転無しだということがわかりました。
 次は、Varicodeというやつです。これは、海外のサイトで定義されたVaricode表が簡単に見つかりました。
 後は力づくです。「神護」のマイコンはATTiny26で2KBしかありません。クロックも内蔵OSCを使用します。従って、仮に信号ができたとしても、受信側でちゃんと復調できるか?、クロックが悪いのか、S/Wが悪いのか判断が付くのか心配でした。
 昨日の夜から、今日一日、あ〜でもない、こ〜でもないと試行錯誤を繰り返し、やっとの思いで復調できる信号が完成しました。
 BASICで、内蔵OSCで、自分のコールサインが復調されるのをみて、久々に感激しました。AVRとDDSとBASICでのPSK31用送信エンジンの完成です。「神護」のH/Wは一切いじっていません。つまりバラモジもない単なるCWTXです。
 あとは、PSK31用のPC S/Wとのインターフェースを考えれば、非常にシンプルなTXが出来上がりそうです。
 StevenさんのATS-3も基本はCW TRXですので、同様のもののエンジンができたことになります。
 最終的に、TRXに仕上げるにはまだ時間が掛かると思いますが、久しぶりに有益な検討ができました。
 写真は、「神護」から送信されたPSK31の信号をIC706で受信し、PSK31用のS/Wである"PocketDigi”を使用して復調の様子を写したものです。


posted by ja6irk at 22:39| Comment(2) | TrackBack(0) | AVR&BASIC
この記事へのコメント
仕事、速いですね〜。
おめでとうございます。

自作ならではのワクワク感ですね(^-^

Posted by JN1GLB at 2007年10月16日 07:45
JN1GLBさん、おはようございます。
ご出張、お疲れ様でした。
早速ご教授いただいたヒントのみを頼りに、実験してみました。
今回は、マイコン側で32mSを作ったのですが、よく考えてみれば、PC側のPSK31ソフトが作っているので、その信号の垂れ流しでいいことに、朝通勤しているとき気づきました。
QPSKも出来そうな気がしてきました(笑)
Posted by JN3XBY at 2007年10月16日 08:43
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