震災、原発、洪水と色々な事があった今年も、あと6時間たらずで
終わろうとしています。
残念ながら、今年も自作らしい自作はできませんでした。
この休みに完成版をと思って始めた予備実験も、いつもの如く
回り道をしています。
それは、秋月でATTiny10なる6pinのマイコンを見つけたからです。
しかし、このマイコンは従来のライターが使えません。
TPIモードというインターフェースでプログラムを書き込むようです。
そのツールは探していたら、過去に作ったことがあるUSBaspが
使えそうだということがわかりました。
それは、原本のあるサイトから最新版のファームをダウンロードして
書き込む必要がありました。
面倒だなと思いつつそのままになっていましたが、ローカルさんから
面白い中国の通販サイトを紹介いただき、面白い物をと探していたら
なんと、USBaspそのものがあるではないですか!
しかも、多くの種類がある中で、ATTiny10対応をうたっている物を
見つけました。
価格も$8/個足らずです。つまり、500円/個。
早速購入しました。


ISPのケーブル付でこの値段は買いです。
日本だったらケーブルも買えないかもしれません。
これが、当局愛用のBASCOM-AVRから直接使えます。
スピードも速い。
以前当局が作ったFRISKサイズのUSBaspと比較しても非常に小さいです。
適当なケースを探さないとだめです。

さて、ATTiny10は、秋月で10個450円で買えます。
早速、どうやって書き込むか真剣に考えて見ました。
考えるというより、サイト検索です。
ATTiny10はそれほどヒットしませんでしたが、やはりありました。
なんと、これも以前に見つけて自作したHIDaspxライターを開発されて
い「千秋ゼミ」です。
HIDaspxは現在の当局のメインライターです。
以前と違って、今は登録しないと掲示板に書き込みができなくなって
いましたが、自動的に認証され、すぐに使えるようになりました。
千秋先生にお願いし、USBaspでATTiny10に書き込みができる便利な
ツールをダウンロードさせていただきました。
掲示板の見過ごしと、開発の過程をほとんど知らずにお願いしてしまい
ましたので、ご迷惑をおかけしてしまいましたが、無事に書き込みが
できるようになりました。ありがとうございました。
ツールは、AVRdudeというライターソフトを色々なライターハードウェア
に対応させ、GUIで使いやすく作られたAVRdude-GUIです。
結果からすると、ATTiny10に対応しているという購入したUSBasp
ライターはこのAVRdude-GUIで使用するために、ファームを変更する
必要があり、そのファームも千秋ゼミから提供されていました。
購入したUSBaspライターは、ファームの書き換え用のジャンパSWが
用意されており、そこをショートするだけで書き込みができました。
従来のISPの各端子とTPIの端子の変換で、ちょっと悩みましたが、
これも無事クリアし、下記のようにATTiny10を認識し、サンプルソフト
の書き込みもOKになりました。
もともとATTiny10を見つけた時、これでエレキー作ったら電池より
小さいのができそうだな?!と思ったからですが、
そのプログラムができるのはいつのことやら???
今年最後の自作といえるかは?ですが......


ISP(jn3xbyバージョン)___→__TPI_____ATTiny10 pin
1:MOSI________→_TPIDATA____@
2:
3:CLK_____________→__TPICLK_____B
4:Vdd(5V)____________→__Vcc________D
5:GND_________________→__GND________A
6:NC
7:RESET_______________→__TPIRESET___E
ATTiny10は1.8Vから動作しますが、書き込みは5Vが必要です。
まだ全てを試しているわけではありませんので、あしからず。
各局さん、良いお年を! 来年はいい年でありますように!